白川郷 純米にごり酒
岐阜県

白川郷 純米にごり酒

蔵元: 三輪酒造
純米 原料米: 国産米 精米歩合 70%
★ 4.4
★★★★・
編集長 丸山評価

スペック

日本酒度
-25
酸度
2.0
アルコール度数
14.5%
価格目安
1,200〜1,400円
味わいレーダーチャート
香り甘みキレ余韻個性
4象限ポジション
辛口甘口淡麗濃醇 爽快・キレ系穏やか・優しい系どっしり辛口芳醇・甘口

料理ペアリング

鍋料理 白和え ブルーチーズ 甘くないデザート

この銘柄のタグ

編集長レビュー

編集長 丸山
日本酒愛好家・延べ1000銘柄を試飲

大垣で1837年から続く三輪酒造の看板商品「白川郷 純米にごり酒」は、にごり酒という分野では全国区の知名度を持つ一本だ。伝統的などぶろくの製法を受け継ぎ、酒米だけでなく飯米も合わせて清酒の約2倍の米を使うため、ほかのにごりとは一線を画す濃厚さに仕上がっている。

栓を開けると白く厚みのある澱がたっぷりで、グラスに注ぐとヨーグルトのような乳酸系の甘酸っぱい香りが立つ。口に含めば、日本酒度-25という数字が示すとおりはっきりと甘いが、酸度2.0の酸が後ろからしっかり締めるので、ベタつかずに飲める。甘味と酸味のせめぎ合いがこの酒の個性で、米のつぶつぶした食感も楽しい。

アルコールは14.5度と低めで、口当たりが優しい分つい進むが、味は相当に濃い。よく冷やしてストレートで飲むのが基本だが、ロックにして溶けた氷でゆるめると、また違った軽やかさが出る。甘さが強いので食前や食後、あるいは少量をゆっくり、という飲み方が向く。

料理と合わせるなら、味噌や醤油ベースの鍋料理、白和え、それから意外なところでブルーチーズのような塩気と発酵感のある食材とよく合う。甘いデザート代わりに少しだけ、という楽しみ方もできる。

にごり酒に苦手意識がある人にも、まずこの一本を薦めたい。濃厚さと甘酸のバランスがよく、にごりというジャンルの面白さを過不足なく教えてくれる定番だ。