

山形県天童市の出羽桜酒造による「桜花吟醸酒(おうかぎんじょうしゅ)」は、吟醸酒ブームの牽引役として40年以上の歴史を持つ銘柄。「日本酒で初めて世界的評価を獲得した吟醸酒」とも言われる存在。
香りは際立って華やか。バナナや洋ナシ、メロンを思わせるフルーティーな吟醸香がグラスから立ち上がる。一口含むと、米の旨みと爽やかな酸、最後にすっと引くキレ。日本酒度+5の辛口設計ながら、香りの華やかさで「辛口=シャープ」というイメージとは違う印象を与える。
冷酒(8〜12℃)で香りが最も開く。ワイングラスで飲むと吟醸香が立ち、香りを楽しむ飲み方が推奨。
ペアリングは、繊細な和食。白身魚の刺身、鮨、鶏の塩焼き、茶碗蒸し。香りが豊かなので、強い味付けの料理よりは素材を活かす料理向き。
四合瓶で1,500〜2,500円。吟醸酒としては手頃な価格で、流通量も多い。「華やか系日本酒の入門」として最適な一本。