辯天 純米吟醸 雪
山形県

辯天 純米吟醸 雪

蔵元: 後藤酒造店
純米吟醸 原料米: 雪女神 精米歩合 58%
★ 4.3
★★★★・
編集長 丸山評価

スペック

日本酒度
+2
酸度
1.3
アルコール度数
16%
価格目安
1,800〜2,200円
味わいレーダーチャート
香り甘みキレ余韻個性
4象限ポジション
辛口甘口淡麗濃醇 爽快・キレ系穏やか・優しい系どっしり辛口芳醇・甘口

料理ペアリング

白身魚の昆布締め クリーム系前菜 蒸し鶏 湯豆腐

この銘柄のタグ

編集長レビュー

編集長 丸山
日本酒愛好家・延べ1000銘柄を試飲

置賜・高畠の後藤酒造店は「辯天」の銘で知られ、IWCをはじめ国際的な品評会での評価が厚い蔵。この「純米吟醸 雪」は、山形が大吟醸用に開発した酒米「雪女神」を58%まで磨いて仕込んだ一本で、名前のとおり雪のような清らかさを狙った設計を編集部として確かめたい。

注ぐと色はほぼ透明。香りは穏やかな中にも上品さがあり、白桃や水仙をかすかに思わせる繊細な吟醸香が立つ。雪女神らしい雑味の少なさが、香りの段階からすでに感じ取れる。

口当たりはやわらかく、中盤に静かな旨みと丸みのある甘みがふくらむ。日本酒度+2・酸度1.3とバランス型の数値で、甘辛のどちらにも振り切らない。後半は雪女神特有のきめ細かさが余韻として残り、雑味なく長く続くのが個性。アルコール16度の重心は感じるが、もたつかず端正にまとまる。

温度は冷酒(8〜12℃)で繊細な香りと透明感が最も生きる。常温まで上げると甘みが顔を出すので、冷たい状態をキープしたい一本。

ペアリングは白身魚の昆布締めや蒸し鶏、クリーム系の前菜など、淡くまろやかな料理に寄せると香りが引き立つ。四合瓶2千円前後と入手しやすく、雪女神という新しい酒米を知る入り口としても勧めやすい。