敷嶋 純米酒
愛知県

敷嶋 純米酒

蔵元: 伊東株式会社
純米 原料米: 夢吟香 精米歩合 60%
★ 4.3
★★★★・
編集長 丸山評価

スペック

日本酒度
+3
酸度
1.6
アルコール度数
16%
価格目安
1,500〜1,700円
味わいレーダーチャート
香り甘みキレ余韻個性
4象限ポジション
辛口甘口淡麗濃醇 爽快・キレ系穏やか・優しい系どっしり辛口芳醇・甘口

料理ペアリング

天ぷら あさりの酒蒸し 鶏つくね 白身魚の塩焼き

この銘柄のタグ

編集長レビュー

編集長 丸山
日本酒愛好家・延べ1000銘柄を試飲

半田・亀崎の伊東株式会社が手がける「敷嶋」。1788年創業ながら2000年に一度休造し、2021年に当主の手で復活した蔵として知られる。その物語性に引っ張られがちだが、定番の純米酒は中身でしっかり立っている食中酒で、編集部としても素直に感心した。

使用米は知多半島産の夢吟香。注ぐと穏やかな含み香があり、青い果実というより炊きたての米に近い、輪郭のはっきりした香り立ち。色は淡く、見た目から清潔感がある。

口当たりは思いのほかみずみずしく、夢吟香らしい柔らかな旨みが前半に広がる。日本酒度+3前後の中辛口で、酸度がやや高めに効いているため後半でキリッと締まり、余韻に米の甘みをわずかに残して引いていく。甘さに寄り切らない設計が、料理を呼ぶ。

冷やから常温あたりが扱いやすく、温度を上げすぎると酸の角がやや目立つ。あさりの酒蒸しや天ぷら、鶏つくねといった素材の旨みを生かした料理に寄り添う。塩で食べる白身魚の塩焼きとも好相性。

四合瓶で1,500〜1,700円。復活蔵というストーリーに見合うだけの完成度があり、贈り物にも、自宅の食中酒にも収まりがいい。半田の酒として一度は試しておきたい一本。