モダン仙禽 亀ノ尾
栃木県

モダン仙禽 亀ノ尾

蔵元: せんきん
純米吟醸 原料米: 亀ノ尾 精米歩合 50%
★ 4.5
★★★★☆
編集長 丸山評価

スペック

日本酒度
-3
酸度
1.8
アルコール度数
14%
価格目安
2,100〜2,600円
味わいレーダーチャート
香り甘みキレ余韻個性
4象限ポジション
辛口甘口淡麗濃醇 爽快・キレ系穏やか・優しい系どっしり辛口芳醇・甘口

料理ペアリング

白身魚の塩焼き 夏野菜のマリネ 冷奴 鶏のソテー

この銘柄のタグ

編集長レビュー

編集長 丸山
日本酒愛好家・延べ1000銘柄を試飲

「モダン仙禽 亀ノ尾」は、同じ亀ノ尾でもクラシック版とまるで別の酒に仕上がる、せんきん酒造の面白さが詰まった一本だ。クラシックが生酛でスパイシーに攻めるのに対し、モダンは速醸でクリアに描く。米は同じ亀ノ尾でも、設計思想が真逆なので、味の表情がはっきり分かれる。

含むと、亀ノ尾らしい軽快さがモダンの透明感とよく噛み合う。やや甘口に振れた果実味と、レモンを思わせる爽やかな酸が一体になり、後口はすっと引いていく。日本酒度はマイナス3前後、酸度1.8程度で、無垢よりわずかに酸が立ち、キレが良い。アルコール度数14%と原酒にしては軽く、夏場でも杯が進む。米違いというより、同じ亀ノ尾を別の演出で見せる飲み比べの妙が楽しめる。

冷酒(6〜10℃)が最適。冷えているほど酸の輪郭が締まり、爽快さが際立つ。ワイングラスでも、薄手のグラスでも香りがよく開く。

合わせるなら軽やかな料理。白身魚の塩焼き、夏野菜のマリネ、冷奴、鶏のソテー。脂の少ない素材に、ジューシーな酸が瑞々しさを添えてくれる。

価格は四合瓶で2,100〜2,600円前後。クラシック亀ノ尾と並べれば、生酛と速醸の違いが舌で理解できる、教科書のような飲み比べになる。